字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

無題

 

もうほとんど公開は終わってしまったけれど、いてもたってもいられなくなったので貼り付ける。ナチスがユダヤ人から奪った美術品に関するドキュメンタリーだけど、表現の自由に対して権力者が介入していった例も挙げられている。歴史が教えてくれる。行きつく先は破滅。

 

       

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命を削ってでも…

 酒寄先生のご講演で、印象に強く残った言葉がある。講演後の質疑応答で、「翻訳する本を選ぶ時、日本で売れるかどうかを意識していらっしゃいますか?」といった感じの質問が出た時のことだ。あれだけの売れっ子翻訳家でいらっしゃるけれど、いわゆる「出版社への持ち込み」をしているとの話があったから。先生は、「座りっぱなしの作業は体にすごく悪いのです。だから、命を削ってでも訳したいと思えるかどうかが本を選ぶポイントになります」と。また、「売れるかどうかが事前に分かれば、ボクは今頃大金持ちになっていますよ」ともおっしゃっていた。確かに…。

 

 お話を拝聴して、「ああ、本当にドイツ語と翻訳という仕事がお好きなんだなぁ」と感じた。自分ごときを同列に語るのはあまりにもおこがましいのだけど、その気持ちはすごーーーーーく分かる。そう、好きなのであーる、ワタシ。ドイツ語とほにゃくが三度のメシと同じくらい好きなのだった。先生は「翻訳家」、ワタシは「ほにゃく犬」なので同じと言っては本当に申し訳ないくらいレベルは違うのだけど。

 

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 先月、蝶の師匠から素敵なプレゼントをいただいた。いや、ワタシは決してジマン屋ではない。いただき物をこれ見よがしに見せびらかすなんて、とんでもない。こういうのは、さりげなーく、それとなーく、わざとらしーく見せるものだと思っている(←意味不明)だから、私も偶然を装い、あたかも「たまたま写真に写りこんでしまった」体裁でブログに載せようと思う。

 

その1.

窓辺の風景。あくまでもカーテンを写しただけ。あ、偶然だけど蝶のコースターが写っているかも…?

 

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その2.

窓辺のチェスト。あくまでもチェストを写しただけ。たまたまタオルが映っているかも…?

 

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(ちなみに、博多銘菓「とおりもん」もいただいたのだけど、これはすでにお腹の中。日常の風景に写り込ませる前に消えてしまった…(笑))

 

 

 

また滞っちゃった💦

 また日記が滞ってしまった💦 もしかして、この間にも拙宅に寄ってくださった方がいらしたら申し訳ない💦 この1週間もイロイロあった。26日は字幕ほにゃく講座の1日目。多くの方にご参加いただき、ヒデキ感涙である。個人的には「字幕アカンやつ」を作ったのが一番楽しかった。翌27日は、文芸作品の翻訳家で有名な酒寄進一さんの講演@上智独文学会。フェルディナント・フォン・シーラッハやネレ・ノイハウスなどの翻訳で知られている。その仕事量とスピード、そして人を引きつける話力に、ただただ驚いた。これについてもまた後日あらためて日記に書きたいな♪

 

 そして悲しかったこと。先週末、蝶が2頭(今季27号と28号)羽化したのだけど、1頭は手足を滑らせて転落。翅が伸びる前に落ちてしまったため、くしゃくしゃのまま固まってしまった(涙)。当然飛べない。もう1頭はきれいに翅は伸びたのだけど、なぜか飛べない。本蝶は必死で羽ばたくのだけど、すぐに落下しちゃう…。偶然にも同じ日に羽化した2頭の蝶が飛べないとは…(涙)。飛べないということは、蜜が飲めないから死を意味する。

 

 もちろん飼うことにした。昼間はトイレに放し、家族が帰ってくる夜は大きめのケースに入れて暗くした(←暗くすると動かなくなる)。朝晩、薄めた蜂蜜を飲ませたのだけど、2頭とも外に出たかったらしく、すっごく暴れる…。暴れるたびにとこかにぶつけて翅が折れたり、鱗粉が落ちたり… 2頭とも最後は見るも無残な姿になってしまった(涙)。

 

 毎日、薄めた蜂蜜は飲ませていたのだけど、この週末に2頭とも天国へ行ってしまった。羽化に失敗して飛べなくても外へ放せばよかったのかなぁと思ったり。家に置いていたので飢えることはなかったけど、毎日トイレの窓や網戸に体当たりして外へ出たがっていた。たとえ1日しか生きられなくても外へ出すべきだったか、1週間も拷問のような状態に置いてしまったのではないかと自問自答している。。。自然は厳しいな。羽化に失敗した蝶は生きていけないんだなぁ...

 

 

 

 

 

 

ツ・バ・メ

 先日、リースナー先生の講演会を聴きに行く前に仕事で信濃町へ行った。ぬゎんと!監視カメラの上にツバメの巣が…!

 

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 もうかなり大きくなっている。高校生くらい?巣立ちも近いのかな。親鳥も大変💦

 

 駅員さん、ナイス!

 

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 体は大きくなったとは言え、まだまだ Grünschnabel 。クチバシが黄色いってヤツ。お父さんとお母さんの言うことを聞いて立派な大人になってねー✨

 

 

Die Kirche in der DDR und ihre Rolle beim Mauerfall

 一昨日の夜、上智大学で開催されたリースナー先生の講演を聴いてきた!すっごく面白かった!!

 

 旧東独のことについては一通り知っていたつもりだったけど、単なる思い込みだったということを痛感。お恥ずかしや〜〜💦 実は何も知らなかったんだなぁ…

 

 共産党が教会を冷遇したのは知っていたし、教会もずいぶん縮小していたというのも聞いていた。だけど具体的なエピソードも交えた話を聞くと、よりリアルに当時の状況が伝わってくる。教会税の負担を避けて多くの人たちが教会から抜けてしまったとの話。1949年の建国当時は90%が教会に所属していたけれど、1989年の壁崩壊前は30%にまで落ち込んだとのこと。だけど教会もただ手をこまねいていたわけではなかった模様。今回私が初めて知った言葉 "Kirchenasyl"。Kirche は教会、Asyl は庇護とか保護、避難所といった意味。教会へ”避難”すれば、そこは安全地帯。暴力さえ振るわなければ逮捕されることはなかったとのこと。だから体制に疑問を持つ人、民主化を進めようと考えている人たちは教会に集まっていろいろ話し合ったそうだ。

 

 東独の民主化運動と聞くと、ライプチヒのニコライ教会やベルリンのゲッセマネ教会を思い浮かべるのだけど、実は1989年の民主化運動より前からその萌芽が教会で見られたとの話。Harald Bretschneider(ハラルト・ブレートシュナイダー)牧師は軍備増強に危機感を抱き、Schwerter zu Pflugscharen (直訳:剣から鍬の刃へ、武力を使わずに平和を、の意味だそう)とのスローガンの下で平和運動を行ったらしい。1982年にドレスデンの聖十字教会で Forum Frieden (フォーラム“平和”)という集会を呼びかけたとのこと。これが後の民主化運動に直接つながったかどうかまでは、私の勉強不足で分からないのだけど、大勢の人を公に集めたということで注目すべき出来事だったのだろう。何しろ教会は ein Dorn im Auge (邪魔な存在)。その教会が国の政策に疑問を呈し、人々を集めるのは由々しき事態だったに違いない。

 

 それ以外にもいろいろ中身の濃い話を伺って面白かった。キーワードもメモしたので、それも改めてご紹介させてくださいっ とりあえずお仕事に戻らなきゃ=3=3=3

 

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 会場でドイツ&ブログつながりの方にもお会いできて嬉しかった♪ その方が、会場に来ていた別の学生さんたちとつながりがあることも分かり、驚いたり喜んだり。

 

 しかも口を開けたまま上を向いていたら、ぽーん♪ と激ウマぼたもちが棚から落ちてきた!うん、口は開けっ放しにしておくに限る。こうしてぼたもちが落ちてくるから。うっしっし。ジュルジュル。

 

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いやしいワタシは、帰ったらいきなりムシャムシャ…。ありがとうございました♡

 

 

ほにゃく犬の棚ぼた話(わらしべ話ともいふ)はまだ続く…

 

 

 

 

 

『新聞記者』

 ウワサの映画を見てきた!

 

shimbunkisha.jp

 

 これを見た方々の感想と同じ。「よく作った、そしてこの時期によく公開してくれた」というのが一番の感想。あまりにも生々しくて、途中から息苦しくなった。あと10分長かったら過呼吸になっちゃったかも…

 

 予算の関係もあるのだろう。主演2人以外は、素人っぽい演技が目立った。強引な話の持って行き方もなかったわけではない。だけどそんなことは気にならないくらい、現代の日本が抱える問題に切り込み、ばっさりと…。主人公の上司が最後に言うセリフが心に深く刺さった。

 

 

「この国の民主主義は形だけでいいんだ」

 

 ドイツでは、社会を批判する作品は「当たり前」のように作られているけれど、日本では少ない。というか、ほとんどナイ。こういう作品がもっと作られるようになるといいのに。主演の松坂桃李とシム・ウンギョンの熱演が光った。

 

 

『東ドイツにおける教会』

 来週の水曜日、下の講演を聴きに行きたいと思っている。お仕事の進み具合にもよるのだけど。

 

http://dept.sophia.ac.jp/is/ei/wp-content/uploads/2019/06/190717_lecture.pdf#search='%E6%9D%B1%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%95%99%E4%BC%9A+Frank+Riesner'

 

『東ドイツにおける教会 ~ベルリンの壁崩壊において教会はどのような役割を果たしたのか~』

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講演をなさるのは、Frank Riesner(フランク・リースナー)先生。「私は東ドイツに生まれた」の著者でいらっしゃる。旧東独と教会の関係はとても興味深い。楽しみ♪ 行けるといいな。

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昨日は名古屋へ

 某所でお声をお掛けいただき、また漫談を披露してしまった💦 お耳汚し、大変失礼いたしました💦 私の悪い癖で、モリモリに盛っちゃう。中身の薄さを量でごまかすという手である。もうギガ盛り。聴いてくださった皆様、きっと今頃は胸やけしているに違いない。

 

 少し早く着いたので、名古屋でお一人様ランチをしようと思い、人の波についてある行っていった。みんなエレベーターに吸い込まれていく。私も一緒について行ったら、できたばかりのタワーだった。すごい!オシャレだぞ。

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 入っているお店は東京とさほど変わらなかったのだけど(梅ヶ丘の美登里寿司とか、たいめいけんとか、天ぷらのつな八とか、ワイヤードカフェとか)雰囲気がオシャレでワクワク♪ 土曜日だということもあり、どのお店も長蛇の列だったのだけど、カウンター席が空いていてすぐ入れそうなお店を発見。和風バルというところでランチを食べた。

 

 無事に漫談も終了。帰りの新幹線があるので懇親会は途中で失礼した。駅直結のデパ地下でお土産(「虎屋」のういろう。本来は伊勢のものらしい。 激ウマ♥)と夜のお弁当を買い、のぞみに乗りこんで東京へ。

 

 長い1日だったけど、楽しかった。皆様ありがとうございました✨

 

 

 

 

 

シュタージの問題は難しい…

 昨日はまたスカイプレッスンだった。映画「Gundermann」の件で旧東独出身の先生といろいろ深い話になった。先生は1988年生まれなので壁が崩壊した当時の記憶はほとんどないらしい。物心ついた頃には統一されていたと。ただ、先生のご両親やおじいさま、おばあさまはシュタージに苦しめられたらしい。そういった話を子供の頃からずっと聞かされてきたから、彼女にとっては「過去の歴史」ではないのだろう。「私にとってシュタージおよびシュタージに協力した人は全部クロ。シュタージ問題はシロかクロのみ、グレーゾーンはない」と言い切った。「身内や大切な友人を密告することに、なんの正義もない」と。

 

 一方で、シュタージによる悲劇をお涙頂戴に仕立て上げた映画にも怒りを覚えるという。シュタージ問題がいかに旧東独の人々の心を傷つけてきたかを垣間見た気がした。そして、30年経った今も傷は癒えていないのだろう。つい気安く質問してしまった自分を恥じて謝ったのだけど、先生いわく「私自身は直接体験したわけじゃないから、気にしないで。でも年配の人の中には、今もシュタージ問題はダブ―だと言う人もいると思う」と。

 

 もちろん、旧東独出身の親しい友人と話す時は、シュタージの話は一切しない。今回はスカイプレッスンだったし、普段からストレートに物を言う先生だったので、「大丈夫かな?」と思って恐る恐る聞いてみたのだった。先生は「私にとってはタブーじゃない、大丈夫よ」と言ってくれたのでちょっとホッとしたけれど、やはり非常にデリケートな問題なのだと再認識。ましてや私は外国人。づかづかと土足で踏み込むようなことはしたくない。気をつけよう。

 

 ちなみに「Gundermann」はこんな映画(↓)。ベルリン在住のライター、Hidekoさんが詳しく書いていらっしゃる。

 

young-germany.jp

 

 

鑑賞中

週末のネタにすべく、ほにゃくの合間に鑑賞中。ベルリン映画祭で1回見たのだけど、1回では分からない部分もあるので、今度はしっかり見なきゃ。100%聞き取るのは難しいので(恥)ドイツ語字幕も表示しながら。これならカンペキ。

 

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壁が落ちて30年経ったけれど、東独のことを振り返るにはまだ短すぎるのだろう。歴史を描くというのは難しい。どうしても一面的になってしまう。過去のことを完璧に描くのは無理なのかもしれない。だからこそ複数の作品を見比べる必要があるのだと改めて思った。

 

 

 

 

 

 

教材決定

 今月末と来月初めに開催予定の「ドイツ語字幕ほにゃく講座」の教材が決まった。「アイヒマンを追え! ナチスが最も畏れた男」❣ 配給会社様のご好意で使用できることになった✨

 

 

 が! これはなかなか難しい…💦 どの部分を使おうかな~と、昨日選んでいたのだけど、骨太な作品ゆえに、セリフもなかなかハードなものばかり。ご興味がおありの方、是非チャレンジしてくださいね✨

 

www.jdg.or.jp

 

 

ダンゴ

 ドイツの友達が送ってくれた!インスタントの Knödel!イモ団子であーる✨

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開けたらこんなのが6個。水につけたら、あっという間に大きくなった!

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 水につけて5分ほどふやかし、そのまま茹でる。グラグラ煮立ったら火を弱め、とろ火で15分。

 

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 袋は簡単に破ける。トマト味のシチューに添えたらウマかったぞ。

 

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モチモチの感触。お餅みたい✨ これはきっと「きなこ餅」にしてもウマいに違いないっっ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

映画評 + びーねちゃん

 椅子はまだペンディングなのだけど、仕事は続く… いま、とある発表のために、ほにゃくの合間をぬって準備をしている。折しも今年は壁崩壊の30周年。そこで、Wendefilme と呼ばれる東西再統一を描いた映画を調べているのであーる。

 

 愕然としたのは、同じ作品でも年月を経ると評価が変わってくること。特にこの30年間、ドイツは大きく変わった。公開当時、多くの人を感動させ国際的にも高い評価を得た作品が、年月とともにその評価が変わってきている… むむむ。統一から30年を経て、渦中にいた時より余裕を持って振り返るようになったことも原因の1つだろう。確かに、「名作」と言われた Wendefilme の多くが「西側目線」で描かれたものだった…

 

 相変わらず週に1回、スカイプレッスンを受けているのだけど、先生は旧東独の出身(と言っても若いから、統一のときはまだ子供だったのだけど)。多くの人を感動させてきた Wendefilme は、あまり好きではないと言う。西側目線が鼻につく…というか、「西の人たちに私たちの苦労が分かるの?」「東独の苦労話を感動ネタに使わないで」という思いもあるみたい。彼ら彼女らの立場からすると、確かにそうかもしれない。日本人は資本主義国家だから、どちらかというと西ドイツ目線。日本でも話題になった Wendefilme は、どれも西ドイツ目線の作品だった…

 

 そんなワケで、片っ端から新旧の映画評を読んでいるうちに複雑な思いになった。Jammerossi und Besserwessi (惨めな東の人、より良い西の人)という言葉も出てきてなおさら複雑…

 

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 「魔法の薬」で一度は元気になったハムスターのビーネちゃん。毎日モリモリ食べてはいたのだけど、どんどん衰えていき、目もよく見えない様子だった。そして昨日、天国へ。最期は眠るようだったのが、せめてもの救い。

 

 

オカムラのショールームへ

 清水の舞台から飛び降りるつもりで椅子を買ったのに、いざ届いてみたら体に合わなかったという事件。理由は分からないけれど、とにかく酔う…💦💦 コマッタ…💦

 

 …ということで、私の椅子探しは続いている。金曜日、所用で赤坂見附へ行くことがあった。行く途中の地下鉄でいろいろな方のブログを拝読していたところ、すーさんの記事に👀が留まった。

 

いす話、再び。(みたび? 四たび?) : すー日記。

 

 おお!ちぇりさんの椅子の記事もある!そういえばオカムラのショールームがこのあたりにあると聞いたことがあった。検索すると、ぬゎんとすぐそば!「今すぐショールームへ行くのだ~~」という神の声が聞こえたので、所用のあと、そのまま現場へ。

 

www.okamura.co.jp

 

ニューオータニの別館(?)の3階にショールームがあった。むむ、デカい!椅子のお値段もピンキリ。こちらの希望と予算を伝えると、ほどよいものを紹介してくださった。

 

すぐに決めると、また後悔しそうなのでこの日はそのまま帰宅。別の椅子もいろいろ調べてみて決めることにした。いい椅子が見つかるといいなぁ…