字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

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ドイツ映画界の多国籍化

 ドイツ映画界が多様化している。ここ2,3年、その傾向が特に強く感じられる。ひと昔前は移民系の映画監督といえばファティ・アキン監督だったけれど、今はアキン監督以外にもかなり多くの移民系監督が活躍しているように思う。そして移民系の監督は、自分と同じく様々なバックボーンを持つ俳優を起用する傾向にあると思う。おっ 顔が濃いな~と思って名前を調べると外国人の名前。さらに調べると、トルコ系であったりアラブ系であったり。また、アラブ系の役を演じているけれど、実はイタリア人だったりギリシャ人だったりというケースも多い。みんな顔が濃ゆいもんね^^; そういえば旧ユーゴスラビア出身の俳優もよく見かける気がする。ユーゴ紛争により家族でドイツへ逃げてきたという俳優も。大変な過去を乗り越えて来た人も多い。そしてこの傾向はずっと続くんだろうな。

 

ところで、ちょっとスッとする話。

 

今や不気味な増殖ぶりを見せつけている右翼政党 AfD(「ドイツのための選択肢」)。反ユダヤと取られかねない発言を(しかも堂々と)する政治家も出てきており、多くの良識あるドイツ人が心配している。あるAfDの政治家は今年の1月、ホロコースト記念碑を「恥ずべき記念碑(ein Denkmal der Schande)」であると言い放った。そうしたら芸術家の集団が、その政治家の家のそばにミニ・ホロコースト記念碑を造ったらしい!こういうの、日本でも誰かやらないかなぁ。