字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

平常運転

 三が日が終わり、今日から平常運転。夫と娘は仕事で早く家を出た。これからまたラッシュにもまれるのだろうと思うと気の毒。だけど家は静かで落ち着く(👈コラ)。

 

 さてさて、淹れたばかりの紅茶を食卓にぶちまけ(しかも全部)、朝から傷心のワタクシである。昨日は調べ物があってパソコンをいじっていた。1年前に作ったグラフのデータを更新したので皆様にお見せしたい衝動に駆られている。「どこぞのほにゃく犬は見せびらかしてばかりいる。いただき物のお菓子やら何やら、挙句の果てにはグラフまで見せびらかしやがった」と後ろ指を差されるかも…?え?誰も気にしてない?自意識過剰?

 

 …確かに… ということで、恒例の前フリは置いておいて、グラフを貼り付けてしまおう♪ ドイツの映画市場における自国映画のシェアであーる。FFA(ドイツ連邦映画振興協会)が発表しているデータを元にワードで作ったもので、観客動員数ベース。ドイツ映画界では近年自国映画の不振が続き、それが悩みの種となっていた模様。1995年なんて、ドイツ映画のシェアは1割ちょい。これではアカンというわけで、ハリウッドとの合作に力を入れたり(「愛を読む人」「イングロリアス・バスターズ」「ワルキューレ」「ブリッジ・オブ・スパイ」などなど)、アメリカにならってドイツ映画アカデミーを創設したりして努力した結果、自国映画のシェアは3割を目指す勢いに…という記事を昨年は目にしていた。だけど2016年は再び下がってしまったのね(涙)。2017年のデータは今年の夏あたりに発表されるけれど、どうなんだろう。「Fack Ju Göhte3」が公開数日で何十万人かを動員(正しい数は失念)!というニュースも耳にしたけれど、少しはUPしているだろうか。そうだといいな。

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 日本市場における邦画のグラフも更新してみた。ドイツのデータは観客動員数ベース、こちらは興行収入ベースなので単純には比較できないけれど、邦画の堅調ぶりが目立つ…。ウラヤマシイ。日本映画製作者連盟のデータを元にしたもので、「邦画」「洋画」というくくりなのだけど、中国映画や韓国映画なども「洋画」に含まれるんだろうな。「外国映画」としてくれたほうが分かりやすいのだけど。とにかく、興行収入で見ると邦画は6割を越えてる。ううう、洋画の落ち込みが心配だー💦💦

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 おまけだけど、こんな棒グラフも作ってみた。Kinobesucher のデータを元にしたので、劇場に足を運んだ人の数だと思う。このところ横ばい。ドイツもネット配信の伸びが著しいということなので、映像コンテンツを見る人の数はむしろ増えているのかも。いずれにしても劇場はどこも大変だろうなぁ。ドイツでもシネコンが町の小さな映画館を廃業に追いやっているというニュースを聞く。心配だー💦

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…てなワケで、なんとなーく年明けから寂しくなってしまった。ドイツにおける自国映画の不振は何が原因なんだろう?と考えてみたのだけど、ワタシごときが考えたところで分かるはずもない。いい映画がたくさんあるのになぁ…。

 

 ちょっと検索して見つけたもの。「各国映画産業振興機関と年間運営費」の比較で、ヒジョ~に興味深い。さすが映画大国、フランスと韓国はスゴイなぁ。突出しているもんね。日本がどうなのかは分からないけれど、ドイツはショボイ。

http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2004/080kunibetsu.pdf

 ドイツの映画振興についてはイロイロ問題もあるというのは以前、記事で読んだことがある。元々の助成金が少ない上に、細分化されているために大きく育成するには程遠いと。さらに、絶対に赤字にならないプロジェクトを支援する傾向にあるため、無名の原石を発掘して育てるのが難しいということも。このあたり、もうワタシには知識がなさすぎて分からない。お詳しい方がいらしたら、ご教示びって。