天城越~~~え~~~♪
・・・ではなく、
峠越~~~え~~~♪
・・・であーる💕 とりあえず山が複数連なる難所は抜けた。ふう。が、道中ぽろぽろと落とし物をしてしまったので、それを何とか回収しないと。ヘロヘロ~~💦
それで昨日の夕方、映画を観に行ってしまった。前から観たいとは思っていたのだけど、なかなか行かれずにいた。ふう、間に合った。
面白かった!ベトナム戦争の実態を示す国防総省の極秘文書を新聞に載せようとする新聞社(ワシントン・ポスト)が舞台。折しも、ベトナム戦争が泥沼化し、国民が戦争の意義について懐疑的になっている頃。アメリカ軍にかなりの犠牲が出ていることが発覚すると、とたんに世論がひっくり返る可能性もある。新聞掲載をなんとか阻止しようと圧力をかけてくる政府に対し、新聞社がギリギリの攻防戦を繰り広げる…というストーリー。ニクソン大統領を中心とする権力側の人間、および権力にすり寄る勢力 VS「報道の自由」を必死で守ろうとする社主(メリル・ストリープ)や編集主幹(トム・ハンクス)。なんか、今の日本を見るようでとても他人事には思えなかった。
印象的なセリフがたくさんちりばめられているのだけど、特に記憶に残ったのが2つ(うろ覚えなので、言葉は同じじゃないと思うけど)
「報道は国民のためにある。権力者のためにあるのではない」というもの。そしてもう1つは、ケネディ大統領に対しても自分は客観的に批判していた、と言うジャーナリストに対し、「そう言うわりには大統領と一緒に食事をしていただろ」的なセリフを編集主幹が放つシーン。そう、ジャーナリストは権力者と親しくなってはいけない。情がわいて批判できなくなるから。某国の某ソーリはそれを狙って、新聞社やTV局のお偉方を食事に誘うと聞く。ホイホイついて行く連中も悪い。その結果、提灯記事しか書けなくなっちゃう。
普段、ドイツ映画ばかり観ているので、勧善懲悪でハッピーエンドの作品を久しぶりに見た気がする(笑)確かに、「そううまくはいかないよー」と突っ込みを入れたくなる部分もあるけれど、それは映画だからご愛敬。アメリカ映画って、やっぱりエンターテインメントだよなーと改めて感心してしまった。とにかく権力者の太鼓持ちみたいなことばかりしているエセ・ジャーナリストにこそ、この作品を観てもらいたいと思った。
字幕は松浦美奈さん。ものすごいセリフの量(きっと1800枚くらいあったのでは?)で、難しい内容も多いのだけど、観客にまったくストレスを感じさせず、すっと物語に入っていける字幕はさすがだと唸った。こういう字幕が書けたらいいなぁと思ったほにゃく犬であーる。精進しなくちゃ…。。
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この作品でもたびたび出てきたニクソン大統領。私がリアルタイムに経験し、かろうじて覚えている米大統領がニクソン。そのウォーターゲート事件を扱った作品があると教えていただいた。おっ うちからチャリで行ける下高井戸シネマなら、これからの上映だゾ。観に行こうかな♪