弱音を吐きたいわけではない。いや、暑さに対してはちょっと弱音を吐きたいけれど。
先日、下のツイートを見かけた。女性のセリフの語尾については以前からずっと悩んでいる。昨年の秋、某映画祭で自分が担当した作品の上映を観に行ったときのこと。関係者の来日があり、上映後にお客様との質疑応答があった。そこで手を挙げた方が、「女性の言葉の語尾に「~だわ」「~よ」というのをつけることに違和感があります」とおっしゃった。自分の字幕に対して言われたので、マジで縮み上がってしまった… 女性言葉については以前から翻訳業界でも議論になっていたけれど、自分の字幕でそれを指摘されたのは初めて。それ以来、ずっとこのことは頭から離れない。
https://twitter.com/yukoshka/status/1018258586940497920
確かに、イマドキの若い女性は「~よ」「~わ」「~ね」はあまり言わないかもしれない。いや、私の世代だって少なくとも「~わ」は使わない。お蝶夫人の「よくって?」と同じくらい、もう死語の世界に行ってしまった言葉だと思う。
一方で、登場人物の言葉をすべて今風にしてしまうと、それはそれで読みづらい字幕になってしまいそう。字幕翻訳者は、女性のキャラには自動的に「~よ」「~わ」などを当てはめているのではなく、そのキャラや年齢、職業などを考えながら語尾を考えているんだけどなぁ。そして字幕には字数の制限というものがある。それこそ、「~だとでも?」みたいな言葉だって実際にはまず使わない言い方。これも「違和感」と言われちゃうと、困ってしまう…💦
…とは言え、違和感を持たれるということは私の不徳のいたすところ。少なくとも若い登場人物については、もう少し注意して言葉遣いを考えないといけないのだと改めて思った…
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ところで。我が家の「はらぺこあおむし」君は、今日も元気。どうやら夜行性らしく、昼はあまり食べないのだけど、朝見てみると葉っぱがえらく減ってる。そしてたくさん出している(失礼)。まだ小さいから、あと1回は脱皮するんじゃないかなぁ。すくすく大きくなりますように。あおむしの画像が大丈夫な方は、下をクリックしてね♪