ウワサの映画を見てきた!
これを見た方々の感想と同じ。「よく作った、そしてこの時期によく公開してくれた」というのが一番の感想。あまりにも生々しくて、途中から息苦しくなった。あと10分長かったら過呼吸になっちゃったかも…
予算の関係もあるのだろう。主演2人以外は、素人っぽい演技が目立った。強引な話の持って行き方もなかったわけではない。だけどそんなことは気にならないくらい、現代の日本が抱える問題に切り込み、ばっさりと…。主人公の上司が最後に言うセリフが心に深く刺さった。
「この国の民主主義は形だけでいいんだ」
ドイツでは、社会を批判する作品は「当たり前」のように作られているけれど、日本では少ない。というか、ほとんどナイ。こういう作品がもっと作られるようになるといいのに。主演の松坂桃李とシム・ウンギョンの熱演が光った。