一昨日の地震には本当にビックリ。ちょうどドイツの友人と WhatsApp でやりとりしていた時だったので、図らずも実況中継することになってしまった。「あ!地震!やだ、まだ揺れてる、怖い…!」なんて急に書いたものだから、向こうもさぞかし驚いただろう。震源は今回もまた福島沖。福島県をはじめ、東北の方々は本当に、本当にお気の毒。これ以上大きな被害が広がりませんように。コロナ禍の中で余震におびえる生活が始まるなんて、なんと言葉をかけたらいいか… また、何かの形で被災地の方々を応援したいと考えているところ。
そんな時に、のんきにベルリン映画祭の話を書くのは恐縮なのだけど、逆に明るめの話題のほうがいいのかも。映画祭事務局からはまだ何のお返事もない。今年は無理かなあ。3月上旬の上映会は本当の意味での「業者」に限るみたいなウワサは耳にした。まあ、いいや。
先週、コンペのラインナップが発表された。こんなコロナ禍でも新作が作られたこと自体が驚き。関係者の映画にかける情熱を感じる。
https://www.berlinale.de/de/news-themen/news/detail_64272.html
ドイツ作品、およびドイツが製作に関わっている作品が合計で5本も入っている!個人的に「おお!」と思ったのは下の2本。
『Nebenan』(英題:Next Door)
www.kino-zeit.de
あのダニエル・ブリュールの初監督作品。そして本人が主役を演じるとの話。脚本は「僕とカミンスキーの旅(Ich und Kaminski)」の原作者でもある、ダニエル・ケールマン。「僕とカミンスキーの旅」は個人的にとても面白い作品だと思っているのだけど、日本では劇場公開されたのみでソフト化されておらず、残念すぎる。
まだできたてのホヤホヤらしく、トレーラーは見つからなかった。簡単なあらすじを読むと限りなくダニエル君本人に近いキャラを演じるっぽい。ドイツ映画界の大スタアであるダニエルは私生活も充実しており、彼には美しい妻とかわいい子供がいる。いよいよハリウッドデビューということで、撮影地のロンドンへ向かう途中、不思議な男と出会い、その話に引き込まれていく… という筋らしい。そこでスタア・ダニエルの密かな恐怖や不安などが明らかになっていくっぽい。ダニエル・ブリュール初監督作品というだけでなく、ダニエル・ケールマン脚本ということで期待度MAX。ダブル・ダニエルによるダニエルの物語。
『Fabian oder Der Gang vor die Hunde』
www.moviepilot.de
こちらもできたてのホヤホヤのようで、同じくトレーラーは見当たらず。こちらはケストナー原作「ファービアン」(恥ずかしいことに、私はこの作品を知らなかった…)を映画化したものらしい。監督はドミニク・グラーフ、出演はトム・シリング、ザスキア・ローゼンダール。舞台は1920年代のベルリン、時代はナチスが台頭しつつある頃。この設定だけで、もう大好物の予感。見たくてたまらなくなってしまう。
ほかにもいろいろ魅力的な作品がたくさんありそう。映画関係者の方々がコロナの中でも頑張っているのが伝わってくる。特にヨーロッパの感染状況は日本の比ではないから、製作も本当に苦労したと思う。
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…そしてここでぽそっと恒例のつぶやきを… 自分へのおまじないみたいなものなので、どうぞスル~~してね♪ ゴーマンかましてすみませんっっ
2作品ともほにゃくしたいっ ご縁がありますようにっっっ