先日も載せてしまったので、二度目ですみません💦 当時、ユダヤ人移送の起点となったのが、①アンハルター駅 ②グルーネヴァルト駅17番線 ③モアビート貨物駅 の3か所だとか。②と③は行ったことがあるのだけど、①のアンハルター駅は実は初めて。今は地下に潜っており、地上に残っているのはファサードのみ。立派な駅だったことがうかがわれる…。
こちらは裏側。
すぐそばに立っていた看板。こういうところがドイツの偉いところだと思う。負の歴史もきっちり記録している。
アップしたところ。看板の説明によると、アンハルター駅からの移送は1942年6月に始まり、終戦前まで続いたとのこと。1回で50名か100名のユダヤ人を運んだそうで、この駅からは合計9600名以上が東へ向かったことになるみたい。ごく普通の駅であるため、一般の乗客を乗せた列車に「3等車」として連結され、6時07分発で1番ホームから発車した。当然、乗客たちもその様子を目撃していたはず。黄色い星をつけてカバンを持ったユダヤ人たちが、3等車に押し込められていく様を。
地下には、当時の写真が…。
なんと立派な駅!
ヨーロッパでよく見る Kopfbahnhof (辞書によると「頭端式駅」とある…初耳だー)だったのね。駅が行き止まりで、ここに到着した列車は、次の駅に向かうために逆方向に発車するやつ。
…ということで、どんより曇って底冷えがする中、アンハルター駅を見に行って悲しくなった次第…。