字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

「紛争」か「戦争」か

 調べ物をしているうちに気がついた。日本では「コソボ紛争」という名前が定着しているけれど、ドイツ語は Kosovokrieg、英語は Kosovowar、どちらも「コソボ戦争」。昔、同時通訳に憧れて1年間通訳コースに通ったことがあった(笑っちゃうくらいモノにならなかったけれど💦)。その際に先生がおっしゃっていたのだけど、「Krieg」と「Konflikt」は必ず訳し分けてくださいと。重大さが違うんですよね。なんで「コソボ戦争」じゃないんだろう?当初は「紛争」だったけれど、やがて長期化・大規模化して「戦争」になったのに日本語では初期のままで定着しちゃったとか?理由は分からないけれど、これだけ国際社会をも巻き込んだ出来事だったのだから、きちんと訳すべきだと思うのだけど… 

 

…そうプリプリ怒りながら、当事国の言葉をグーグル翻訳で調べたところ・・・

 

アルバニア語は Lufta e Kosovës で、ドイツ語にアウトプットしたら Kosovo Krieg(戦争) と出た。

セルビア語は Косовски сукоб/Kosovski sukob で、これをドイツ語にアウトプットしたら Kosovo Konflikt (紛争)と。うー、当事国間でも分かれていたとは…セルビア側が「紛争」、アルバニア側が「戦争」と言っていること自体に、この問題の本質がありそうな…(涙)