字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

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ドイツ映画祭2021 - 三度目の正直!

 3月に開催予定だったドイツ映画祭。5月に延期になったものの、感染者数増大を受けて再延期。来月、三度目の正直で開催されることになったらしい。今度こそ開催できるといいなぁ。

 

www.goethe.de

 

www.youtube.com

 

 今回のチョイスは、「ドイツの今」が描かれた作品ばかり。そう、移民や難民の話がメイン。いわゆるナチ物や東西分断関連の作品は含まれていない。もちろん、このドイツ映画祭がドイツ映画界をそのまま表しているわけではないけれど、一つの傾向として見ていいのだと思う。ナチ時代という過去の十字架を背負いつつ、そして東西分断時代の痛みをまだ感じつつも、「今そこにある問題」を描かずにはいられないということなのだろうか。

 

 あるオンラインのトークで聞いたのだけど、今やドイツの映画大学は4割が移民の背景を持つ学生さんなのだとか。全員が映画の世界に進むわけではないだろうけれど、この傾向は今後も続くだろう。そのうち、それが当たり前になるのかも。当然、ドイツ映画も変わっていく。そういう意味でも、この映画祭は今後のドイツ映画界の潮流を知る上で重要な催しなのだと思う。