字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

『北のともしび』 試写会!

 首都圏限定の話になってしまって申し訳ないのですが、4月2日(土)14時~、青山一丁目ゲーテ・インスティトゥート東京にて映画の試写会があります。無料です。某顔本でご案内したのですが、ここでも貼らせてください!!

 

 下の案内にも書きましたが、試写会にいらしてくださる方はチラシの最後に載っている連絡先にご連絡くださっても構いませんし、私にメールでご連絡いただいても構いません。監督さんにお伝えいたします。

 

minako-deutsch★w4.dion.ne.jp (★をアットマークにしてください)

 

**********************************************

 

以下、監督さんに代わってご案内申し上げます。

 

f:id:alichen:20220310080723j:plain

f:id:alichen:20220310080737j:plain

 

4月2日(土)14時~ 青山一丁目にあるゲーテ・インスティトゥート東京にてドキュメンタリー映画の試写会が行われます。無料です!ご興味がおありの方、是非ご鑑賞ください。
 
(現在、ゲーテ・インスティトゥートのホールは入場者数をものすご~く絞っていますので、安心してご鑑賞いただけると思います)
 
*******************************************************************************
北のともしび
ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち
監督:東 志津(あずま・しず)
2022年、111分
日本語・ドイツ語・英語(日本語字幕つき)
監修:石田 勇治(東京大学大学院教授)
ナレーション:吉岡 秀隆
音楽:阿部 海太郎
日本語字幕:字幕ほにゃく犬
上映後、お恥ずかしながらちょびっとトークをしてしまいます。お目汚しお耳汚しすみません。
*******************************************************************************
第二次大戦中、ハンブルク郊外にあるノイエンガンメ強制収容所ユダヤ人の子どもたち20人を対象に人体実験が行われました。しかし1945年4月、ドイツの敗戦が近いことを悟った医師らが20人の子どもたち、および世話係の囚人4名を殺害しました。証拠隠滅のためです。この歴史は長い間埋もれていたのですが、あるジャーナリストが1970年代にその事実を知り、調査に乗り出しました。犠牲者の身元を突き止め、世界中に散らばった遺族を捜し、追悼式を執り行い… 
ノイエンガンメ強制収容所はノイエンガンメ記念館となり、ジャーナリストの遺志をついで活動を続けています。負の歴史とどう向き合うのか、歴史の風化をどう防ぎ、若い人たちにどう伝えていくのか、遺族の心のケアをどうするのか。そういった問題に取り組む関係者の活動を、東志津監督が温かなまなざしで見つめながら1本の作品にまとめています。悲しい歴史を扱ったドキュメンタリーではありますが、とても希望の持てる作品なのです。
*******************************************************************************
2年半ほど前、東志津監督から突然メールで字幕の依頼をいただきました。とりあえずカフェでお会いしましょう、ということでお会いしたところ、監督の真摯なお気持ちと誠実なお人柄に振れ、その場で即答!微力ながらお手伝いすることになりました。
さらに心を揺さぶられたのは、ノイエンガンメ記念館の方々や、地元の高校生に歴史を教える先生の澄んだ瞳。いろいろ考えさせられます。
史実の監修は東京大学の石田勇治先生がお引き受けくださいました。
*******************************************************************************
なお、この作品はドイツ語字幕バージョンもあり、ノイエンガンメ記念館で上映される予定です。また、その後ハンブルクでの一般公開も計画中だそうです。ドイツ語字幕をご担当くださったのは Maiko Angela Gundermannさん。すばらしい字幕に仕上がりました。