ふう、ちょっとホッとする月曜日。お勤めをなさっている方にとっては、GWや年末年始といった休日がとっても貴重だと思う。しかーーし。連休は普段より家事が増え、自分の時間が減るのでフリーランスほにゃく者にとっては試練である。私は家事の何千倍も仕事のほうが好き。家事は嫌いなのであーる。だから大きな声では言えないけれど、昔から連休が苦手だった。
しかーし。今年はヒマなGWを過ごしているので(GWに新規の仕事がないのは、それこそ20年ぶりかもしれない…(涙)私はこのまま消えていく運命なのかも…と、つい弱気になる)家事と仕事の両立というプレッシャーはない。だけど長年の貧乏性がしみついていて、「ただ、のんび~り ゆっく~りする」ということが体質的にできない。ううう、困った。
話は変わるのだけど、ドイツのお友達が「美味しそうなレシピを見つけた」ということで、写メしてくれた。「イチゴ・カカオ・チーズケーキ」だそう。見た目もかわいらしく、すっごく美味しそう!だけどドイツのケーキはボリュームがスゴイなぁ… これ1台でどれだけのカロリーがあるんだろうと考えただけで、ちょっと怖くなる。でも絶対に美味しいに違いない!
目に留まったのは「Unverschämt cremig」というキャッチフレーズ。直訳すると「失礼なほどクリ~ミ~」。こりゃ、クリーミーすぎて侮辱モンだってことだな。unverschämt を辞書で引くと、「口語」という但し書きつきで下のような解説が載っていた。
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- Gebrauch
- umgangssprachlich
- BEISPIELE
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- er hatte unverschämtes Glück
- die Mieten sind unverschämt
(DUDENより引用いたしました)
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…umgangssprachlich とあるので、公の場では使わないほうがよさそう。公の場でドイツ語なんて使わないけどねっ 「べらぼうな」「法外な」「めっちゃ」「とんでもなく」みたいな感覚なのだろうと思う。
「とんでもなくクリーミー」「やたらクリーミー」「めっちゃクリーミーやんか~」って感じだろうか。
一見ネガティブな言葉を強調でポジティブに使う例って日本語でもあるかも。それこそ「めちゃくちゃ美味しい」の「めちゃくちゃ」は本来ネガティブな意味だし、最近では「ヤバい」も肯定で使う。ドイツ語でも、「すごい、すばらしい」の意味で使われる toll も本来は「めちゃくちゃ」路線だしぃ~。すこし前まで「みだら」「好色」といった性的な意味で使われていた geil も今は普通に使われているし、そのうち褒め言葉になっちゃうかも。
…そんなことを考える月曜日。新規のお仕事はないのだけど、GW前にやった翻訳のチェックが昨夜届いたので、今日はそれをやるぞ-。