字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

人気の名前

 また少し間が空いてしまった。めでたくお仕事をいただき、精神安定を取り戻したワタシである。その節はお騒がせしてしまって申し訳ない… つくづく、自分は「翻訳者病」だと思う。この仕事を始めたばかりの頃、張り切って突っ走る(暴走する)ワタシを見て、ベテランの翻訳者さんが「翻訳者病っていうのがあるんですよ…」とおっしゃった。「ありちゅんさんは、その予備軍ですね」とも。「え?それってどんな病気ですか?」と尋ねたのだけど、それ以上は教えてもらえなかった。

 

 今、実感する。これか…。翻訳の仕事がないと人生が終わったような気持ちになる。その翻訳者さんは、今ではキャリア40年くらいのハズ。当時でも既に20年くらいやっておられたので、既に山も谷も経験されたに違いない。今になってその方の言葉をかみしめる。ワタシも重度の翻訳者病だ。

 

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 話は変わるのだけど、明後日に某所で漫談をすることになり(漫談大好き♪)、昨夜は準備のためにいそいそとパワーポイントを作っていた。ふと思いついて、2022年、赤ちゃんにつける流行の名前を調べたところ、面白いサイトを発見。

 

www.vorname.com

 

最新の名前だけでなく、過去に流行した名前も載っている。比べると一目瞭然。50年代、60年代、70年代はクラシックな名前が多い。ワタシの友人は60年代~70年代生まれが多いので、Wolfgang とか Bettina とか Reinhard とか、とにかくクラシックな名前ばかり。ところが最近は名前だか愛称だか分からない名前がトップを占めている。

 

2022年は:

<女の子>

1位:Nala 2位:Emilia 3位:Emma 4位:Lina 5位:Sophie

6位:Mia 7位:Lena 8位:Lea 9位:Leonie 10位:Johanna

 

<男の子>

1位:Elias 2位:Liam 3位:Levi 4位:Nelio 5位:Linus

6位:Julian 7位:Sebastian 8位:Kian 9位:Luca 10位:Noah

 

調べる機関によって多少の差はあるだろうけれど、昨年 der Spiegel 誌の統計を読んだときも似たような結果だった。共通するのは、「ゲルマンな名前がほとんどニャイ」ということ。イモ活で蝶にゲルマンな名前をつけているワタシとしてはゆゆしき問題であーる。ゲルマンの名前が絶滅危惧種に!!!! Peter とか Gabriele といった、聖書由来の名前も少なくなっているみたい。。そしてどの名前もまるで愛称みたい。

 

なお、順位はイマイチよく分からないけれど、50年代に好まれた名前は以下のとおり。

 

<女の子>

Brigitte Angelika Sabine Monika Karin Marion Petra Birgit Gabriele Susanne...

 

<男の子>

Thomas Peter Hans Klaus Wolfgang Andreas Jürgen Bernd Reiner Manfred Uwe... 

 

…なんか、50年代の名前を見ると安心する(苦笑)。これでも当時は斬新だったんだろうなー。Friedrich とか Wilhelm みたいな「ザ・ゲルマン」な名前は少ないし。

 

 いや、面白かった。名は体を表す…かどうかは分からないけれど、時代を映す鏡であることは間違いニャイ。他の文化圏の傾向も知りたいな~。