字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

5日目(9月18日)ダッハウ

 またまた旅行の日記。最終日の朝、ニュルンベルクから鉄道でミュンヘンへ。ミュンヘン中央駅のコインロッカーに荷物を押し込み、S-Bahn でダッハウへ向かった。ミュンヘン中央駅からは20分くらい。ダッハウ駅前からさらにバスで10分ほど。目指すはダッハウ強制収容所。

 

 またまた食べ物を載せてしまって申し訳ない…💦 駅でパンを買い、電車の中でバクバク。こういう風に、上にブツブツがのっかったパンが大好きすぎる…

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強制収容所の門でよく使われた「Arbeit macht frei」(働けば自由になれる)。アウシュヴィッツに掲げられたのも、この言葉。これ以上のイヤミは世界中のどこを探してもないと思う。なお、この扉は新しく作られたもの。最近、何者かによって盗まれてしまったそうだ。それが今年に入って戻ってきたとのことだけど、オリジナルはここに戻さず、中の博物館内に展示してあった。

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強制収容所の入り口は、どこも似た形をしている。監視塔がついているから、どの収容所も凸の形。

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バラック内。ここにぎゅうぎゅう詰めにされたらしい。冬はあまりにも寒くて、囚人たちは眠れなかったとの話。

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トイレ。ついたても何もなく、尊厳をまったく無視した造り。

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施設内の奥にあった遺体焼却施設。画像の左から入り、右で終わる仕組み。まず脱衣所がある。そこで衣服を脱ぎ、その隣のガス室で殺害され、クレマトリウムで焼かれたのちに灰となって右から出るという… なんという効率の良さ。ドイツ人の気質が表れる施設…なんともやりきれない気持ちになる。

 

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「シャワー室」と書かれたガス室。収容者がパニックを起こすと銃で撃たざるを得ない。銃弾を節約するためには、処刑が待っていることを知らせないようにしなくてはならない…ということで、シャワー室に偽装したとのこと。なんと残忍な…(ただし、アウシュヴィッツなどの収容所と違って、ダッハウのガス室は実際に使われたかどうかは証明できていないとのこと。)

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ガス室内部。上にはフェイクのシャワーノズルが取りつけられている。中央に見える四角い窓は、上が監視用、下が水道栓。遺体を搬出したのち、室内をきれいに洗うためだそう。悲しすぎる。

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この格子になっているところから、結晶状にしたツィクロンB(気化するとシアン系の毒ガスになる)を投入したらしい。

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投入口を外から見たところ。

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そしてクレマトリウム。焼却施設は、どこの収容所も形が似ている。同じ業者が作ったものなのだろうか。

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いずれ時間ができたら、メインブログのほうできっちり調べて載せようと思うので、ここでは簡単に。でも、この数枚を載せただけで胸が苦しくなってきた…。

 

中のミュージアムではたくさんの資料が展示してあった。「ヒトラー暗殺 13分の誤算」で映画化されたゲオルク・エルザーは、ヒトラー暗殺に失敗したのち捕らえられ、最後はここダッハウに収容されていた。終戦直前に処刑。

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ううう…(涙) 強制収容所を訪れるのは、ここで3回目。どこへ行っても胸が苦しくなる。ホロコーストを否定する人たちに、「強制収容所へ行ってみろ!」と言いたくなる。もっとも、そういう人たちは「あれも作り物」とか「でっちあげ」と言うのでしょうけれど。ガス室があったかなかったかとか、殺害された人数がどうとかって論争もあるそうだけど、問題なのは人数ではないと思ってしまった… ただユダヤ人というだけで、あるいは体制に不都合だという理由で、こういうところに押し込めて死に至らしめることが重大な犯罪行為なのだと思う。