字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

見せびらかし その1 Läckerli

 えへへ。朝から上機嫌なワタクシである。理由は2つ。1つは、ここ数週間の懸案事項だったパソコン問題が解決したこと。ホントにストレスだった・・・ このパソコントラブルについては、備忘録をかねてあとで書いちゃう♪ もう1つは、スイスのお菓子をいただいてしまったこと。うっしっし。人前では、「やったー!!スイスのお菓子だ!!ラッキ~♪」なーんて大っぴらに言えないけれど、ここは独り言ブログ。誰にも聞こえまい。うっしっし。

 

 

その1 Basler Läckerli。バーゼル銘菓らしい。標準ドイツ語での発音を日本語表記すると「バースラー・レッケルリ」となるのかな。スイスドイツ語だと 「lækːəʀlɪ 」。私には発音できない・・・。封を開けると、シナモン系のよい香り。Lebkuchen とか Aachener Printen にも似ている。クリスマスにぴったり! 末尾に -li がつくのはいかにもスイス♪ 北ドイツだと -chen、南ドイツだと -l もしくは -le になりそう。

 

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さっそく食べてみた(早い)。レープクーヘンほど甘くなく、上品なお味。うん、これならバクバクいくらでもいけそう。これは絶対に紅茶に合う!

 

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de.wikipedia.org

 

さすがウィキは詳しい!主な原材料は小麦粉、蜂蜜、砂糖漬けのフルーツ(オレンジピールやレモンピール)、そしてナッツ(アーモンドやヘーゼルナッツ)だそう。平たくのばして焼いたあとに砂糖がけをし、四角く切ったのが正統派のレッケルリみたい。

 

ウィキによると、11世紀になって東洋の香辛料が西洋にも入ってくるようになり、修道院などがそれをお菓子を入れるようになったんだとか(さすが修道院!)。その初期のレープクーヘンのようなお菓子が15世紀にはスイスにも伝わったらしい。17世紀にはレープクーヘンやレッケルリのレシピが料理本に載るようになったとある。なるほど。前にシュトレンやレープクーヘンの歴史を調べた時に知ったのだけど、東洋から来る香辛料はとっても高かったので、そういった贅沢品をたっぷ〜し使えるのは富の象徴でもあったらしい。中学校の歴史でも習ったけど、そのときは香辛料=コショウだと思い込んでいた。それ以外にもスパイスはたくさんあるもんね。とにかくスパイスとナッツたっぷしのお菓子はお金持ちの証だったのだろう。

 

で、Läckerli や Läckerle は南ドイツやスイスのドイツ語圏で広く広まったそうな。

 

 

まだまだ歴史に関する記述は続くのだけど、割愛しちゃう。こういう銘菓の歴史に触れながらばくばく食べると、味わいもまた格別なのであーる。ああ、つい見せびらかしてしまった。。独り言ブログなのでこっそり。(←コラ)