字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

オンライン歴史散歩 ~ワルシャワ編~ その2

 また更新が滞ってしまった。オリンピックの不祥事には、もう die Schnauze voll である。しかも最後の最後にトンデモな過去が発覚!ドイツ映画のほにゃく者としてたくさんホロコースト関連映画を見てきただけに、犠牲者を笑うようなジョークはどんな文脈であっても許せない。戦後、過去の克服のために血のにじむような苦労をしてきたドイツ人関係者に対する侮辱でもある。それにしても、このオリンピックは不祥事が多すぎる… しかも人選があまりにもヒドイ。D通に丸投げだったとの話も聞くけれど、関係者はモラルの意識が低すぎるのではなかろうか…

 

*********************

 

 さて、先日(といっても、もう2週間近く前の話だけど)の続き。ワルシャワ歴史散歩の続きであ~る。エマヌエル・リンゲルブルムというユダヤ人の歴史学者が、ワルシャワゲットーでの生活について書き記し、その他の史料(手紙や記録その他)と一緒に複数のミルク缶に入れて地中深くに埋めていたとの話。幸い、そのミルク缶はナチに見つかることもなく、戦後になって発見されたそうだ。このリンゲルブルムはワルシャワ武装蜂起(1943年)にも参加して抵抗運動を続けたそうなのだけど、ナチに捕まり、拷問の末に殺害されたという。

 

 この、ミルク缶に隠されていた史料はその後「リンゲルブルム・アーカイブ」としてワルシャワの歴史研究所に保管・展示されているとのこと。是非、これは見てみたいと思った。

 

↓ こちらは既に終わってしまったようだけど、こちらもホロコースト教育資料センターの企画。 

 

 

www.npokokoro.com