字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

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美術館ハシゴ

 コマッタ。またヒマになってしまった。ワタシったら、ヒマになると不安になる性分。何か予定を入れないと…。そうだ!と思いつき、美術館3箇所をハシゴすることにした。

 

① ミロ展 @東京都美術館

miro2025.exhibit.jp

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午前中にまず上野にある東京都美術館へ。混むかな?と覚悟して行ったのだけど、平日の午前中だということもあり、そこそこの混み具合。こんなにミロにどっぷり浸かったのは初めてかも。とてもよかった!館内は写真撮影禁止なのだけど、唯一ポスターを展示しているエリアだけ撮影OKだった。

 

ジョアン・ミロはバルセロナ生まれ。昔は「ホアン・ミロ」と言った記憶があったのだけど、最近はカタルーニャ地方の発音で「ジョアン」と表記するようになったそうな。うん、それはいいことだ~。


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② 「西洋絵画、どこから見るか? ー ルネサンスから印象派まで」@国立西洋美術館

art.nikkei.com

 

こちらはミロ展へ行く途中で看板を見かけ、「おっ 面白そう!」と思って寄ったもの。ドイツで美術館へ行くと、中世~ルネサンスにかけての絵画のコーナーがやたら充実していたりする。でも私の知識不足のせいで、どの絵を見てもピンと来ない。なんか絵の具べったりだな~なんて思ってしまって。でも今回、この展示の解説を読んでナルホド~と思うことも多かった。この企画展は6月から京都へも巡回するみたい。関西にお住まいの方は是非!(構成が一部変わるそうなのだけど)

 

この企画展ではすべて写真撮影OKだった~!

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今回、「へえ!」と思ったのが「ボデゴン」。ボディコンじゃないよ、ボデゴンだよ~。バブルを知っている世代はそう空耳するよね(いや、しない)。下の説明のとおり。ヨーロッパの美術館へ行くと、必ずこうした食べ物の絵がある。それがまたえらく写実的で、ブドウの実なんて新鮮でツヤツヤだし、必ずと言っていいほどキジとかシカといったジビエ系も描かれている。それはこういうワケだったのね~

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③ ヒルマ・アフ・クリント展 @東京国立近代美術館

 

art.nikkei.com

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実はこれが一番のメインだった。2年くらい前に、ヒルマ・アフ・クリントのドキュメンタリーが上映されたのだけど、その時にほんのちょびっとだけお手伝いしたことがあった(ドイツ語も出てきたので、そこの監修)。その時、このヒルマさんを初めて知ったのだけど、とても神秘的。ご本人は最初は普通の絵を描いていたのだけど、途中から人智学に目覚め、抽象的な表現に一気に引き込まれていったらしい。そしてカンディンスキーやモンドリアンより早くに抽象絵画を描き始めたとのこと。この展示も全部撮影OK♪ SNSに載せるときは出典を明示することが必要みたい。

 

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ヒルマ・アフ・クリント(1862-1944)

スウェーデンの裕福な家庭に育ち、王立芸術アカデミーを優秀な成績で卒業、職業画家として活動しました。一方で神秘主義などの秘教思想やスピリチュアリズムに傾倒し、交霊術の体験を通してアカデミックな絵画とは異なる抽象表現を生み出します。表現の先駆性や緻密な体系性など、モダン・アート史上、きわめて重要な存在として評価されています。

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いやもう、これが何とも神秘的で…。カンバスではなく、紙の上に水彩絵の具で描かれているため、絵を保護するために照明も暗い。それが逆に効果的。不思議な空間を作り出していた。いま流行りの北欧デザインのはしり?

 

行ってよかった、ヒルマさんに出会えてよかったと思える企画展だた。これは巡回しないのかなぁ…?