字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

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フランクフルト・アン・デア・オーダーへ

 ベルリン滞在4日目。この日の上映は午後3時から。午前中が空いてる!ということで、前から一度行ってみたかったフランクフルト・アン・デア・オーダーへ行こうと思い立った。本当はロストックとかシュトラールズントといったバルト海沿岸の町に行きたかったのだけど、ちょっと遠い。フランクフルト・アン・デア・オーダーなら中央駅まで所要時間は1時間13分だって。うん、これなら大丈夫そうだ。

 

 しかーし。この日は朝から雪だった。ジーンズの下には再びユニクロのヒートテック。セーターの下にも友人から贈ってもらったカシミヤの下着とヒートテックを着こみ、中身のないサンドイッチ(ハムとチーズはカラスに持ってかれたまま笑)をリュックに詰め、いざ出発。

 

 滞在したホテルが旧東ベルリンに位置していたため、東に行くにはとても便利。この日は遅延もなく、スムーズに目的地へ… なぜフランクフルト・アン・デア・オーダーに行きたかったかというと、この町は私が好きなアンドレアス・ドレーゼン監督の出世作「Halbe Treppe (階段の途中で、2002年)」の舞台だったから。この監督の作品はあまり日本では一般公開されていないのだけれど、「ミセス・クルナスVSジョージ・W・ブッシュ」は数年前に公開された。「Halbe Treppe」は20年以上前にゲーテ・インスティトゥート主催の「HORIZONTE」というドイツ映画特集で上映された作品。その時から、あのなんとも言えない独特の雰囲気 ― 監督は東ドイツ出身だということが大きいと思う ― に惹かれた。

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 さて、電車で駅に着くとインフォーメーションで市内への行き方を聞いた。駅前にバスターミナルがあり、それに乗ればすぐだと。私が乗るべきバスの終点はポーランドの地名!運転手さんに聞いたら、オーデル川を越えてポーランドに行くのだと。よし!これに乗って橋を渡るぞ!

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 終点まで行こうかと思っていたのだけど、言葉も分からないし、雪も降ってる。そんなワケで、橋を越えたらすぐ下車。オーデル川沿いに歩けば、まあ迷うこともないだろう。下のマップは、バスを降りた時にスクショしたもの。赤い印がバスの終点。青い丸が下車した時の現在地。

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マップを頼りにてくてく歩くとスーパーが…

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 ポーランドの通貨は持っていないけれど、今はカードで何でも買えるはず。何か買うぞ!

 

 お菓子を買おうと張り切っていたのだけど、同じEUだから売っている物はドイツとさほど変わらない。荷物が増えるのもナンなので、無難なチョコレートにした。まだ食べていないのだけど、美味しいといいな♪ (急いだので、ポーランド語表示ではなく、英語表示のを買っちまった… これじゃカ●ディで買うのと同じじゃん。今になって気づいた!)

12日追記:カードの明細を見てみたら、1枚207円だった。やはり安い!ドイツでは100グラムの板チョコは最低でも2ユーロ50(≓ 450円)するので、それに比べると半額以下。

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 雪の中をてくてく歩く… 寒い上に、風景もちょっと寂しい。

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手前はオーデル川の土手、茶色っぽいのは川岸。その向こうに見えているのが川。荒涼とした風景がどこまでも続く…。
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教会?ひっそりとしていて寂しい…

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 行きはバスで渡った橋を、帰りは歩いてドイツ側に戻る。


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 途中、フランクフルト・アン・デア・オーダーの町中で市電が通った。クラシックな雰囲気。

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 旧東独にありがちだった「カール・マルクス通り」。

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映画「Halbe Treppe」に何度も出てきたオーデルタワー。登ってみたかったけれど、時間がなかったので断念。タワーというより高層ビルのイメージ。

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立派な市庁舎。

 

そしてマリーエン教会。戦争で破壊されて、まだ完全には修復されていなかった。旧東独でよく見かける、修復中の教会。

きれいに修復されたステンドグラス。ここだけ見れば美しい教会という印象。

 

終戦直後は左の写真のようだったみたい。右は、まだ修復中の窓。レンガもむき出しになっていた。完成するまでまだまだ時間がかかりそう…。


芯まで冷えてしまったので、市庁舎の向かいにあったカフェへ。ホットチョコレートを飲んでほっと一息。(ところが、上にのった生クリームが冷たかったせいか、混ぜたら一気にココアが冷めてしまった…トホホ)

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時間が押していて、市内には2時間弱しかいられなかったけれど、川を渡ってポーランドにも行けたし、「Halbe Treppe」の舞台も見られて満足!フランクフルト・アン・デア・オーダーは、旧東ドイツ的情景が今も残る町だった。2002年の映画に描かれた、ちょっとたそがれた雰囲気も色濃く残っている。灰色の雪空の下だもんなあ。夏だったらもっと違う印象を持ったのかもしれない。

 

さて、そろそろ戻らなきゃ…