ベルリンとはまったく関係がないのだけど、思い立って Fastelavnsbolle を作ってしまった。話せば長くなるのだけど、そしてXかどこかでも書いてしまったので、もしかしたら「え?またその話?」と思われる方もいらっしゃるかもしれないのだけど、好物なので書いちゃう。
昨年の2月にベルリンへ行った際は Finnair を使った。これがいちばん安かったから。行きも帰りもヘルシンキの空港で乗り換えだったのだけど、帰りはなんと7時間も時間があった。お腹がすいたなぁと思ったのだけど、なぜか空港はがらーーーんとしていて店も多くが閉まっていた。唯一空いていたカフェで、たった1種類だけケーキらしきものが売っていた。フィンランド語ができないのでよく分からなかったのだけど、「これくださーい」と頼んだのが…
コレ! うひゃ~~
よく知らずに食べたのだけど、これが激ウマ。いやもう、本当に美味しかった!あとで調べたら、北欧(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、フィンランドなど)でカーニバルの時期に店頭に並ぶものだとか。スウェーデン語では「セムラ」と呼ばれ、今や日本でもおなじみらしい。知らなかったのは私だけ?そしてデンマーク語の先生に聞いたところ、デンマークでもポピュラーなのだとか。デンマーク語では Fastelavnsbolle(ファステラウンスボレ)。
この味が忘れられず、デンマーク語の先生にお願いしてレシピを教えてもらった。それが、コレ(↓)。生クリームとラズベリージャムが入っているのは、どうやらフィンランド風らしい。デンマーク流はアーモンドのクリームを入れるそうなのだけど、チョコレートバージョンやらフルーツバージョンやら、いろいろあるみたい。
自分で言うのもナンだけど、とてもウマい。カーニバルの時期は過ぎたけれど、むしょうに食べたくなったので今朝焼いてしまった。
材料は:
強力粉 250グラム
砂糖 20グラム
塩 3グラム
卵 1個
牛乳 120ml
無塩バター 30グラム
カルダモン ホール5粒
ドライイースト ホームベーカリー付属のスプーン小さじ1杯
++飾り用++
生クリーム、生クリーム用砂糖(好みの量)、ラズベリージャム、粉砂糖
①カルダモンの中身を出し、細かく刻む。
②パンの材料を全部ホームベーカリーに入れて、生地を作る。
③ガス抜きしたあと8つに分け、クッキングシートを敷いた型に入れて二次発酵。
④180度で20分程度焼く。(オーブンによって焼く時間が変わるみたい。うちはオーブンを買い替えたら、前より時間が短縮できるようになった。。)
⑤冷めたら横にスライスし、間にラズベリージャムと生クリームをはさむ。
⑥最後に上から粉砂糖をふりかける。
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カルダモンの芳香がクセになる。。粉末も売っているのだけど、ホールで買って固い種を取り出し、頑張って包丁で刻むと香りが違うらしい。お詳しい方にとっては当たり前なのかもしれないのだけど、私はそれまでカルダモンすらよく知らなかった~。上がホールの状態。真ん中は、緑の皮をむいて種を取り出したところ。いちばん下は、刻んだ状態。とにかく硬いので刻むときはご注意を…。
カーニバルの時期は過ぎてしまったけれど、よかったら試してみてね♪