先週金曜日の発表から1週間以上が経ってしまったけれど、私の備忘録も兼ねて載せちゃう♪ die Preisträger:innen(受賞者たち)であーる。
Die Preisträger:innen 2022
ジェンダーによる差別をなくすために取り入れられた Gendersternchen (なんと訳せばいいのか・・・ 直訳すると「ジェンダーのアスタリスク」)はかなり定着した感があるけれど、ドイツ映画賞では Gender-Doppelpunkt(ジェンダーのコロン)のほうを使っているのね。ネット情報によると後者のほうが実は増えているとの話。うーむ、日本にいるとどちらがメジャーなのかいまひとつ分からない。。
(英語の単語は男女差がないけれど、ドイツ語の場合は男性と女性で語尾が変わることが多い。たとえば「受賞者」の場合、 Preisträger (男性の受賞者、単複同形)、Preisträgerin (女性の受賞者、単数)Preisträgerinnen(女性の受賞者の複数)と違ってきちゃう。時代を反映し、単語もジェンダーフリーに!ということで取り入れられた工夫が Gendersternchenや Gender-Deppelpunkt。アスタリスクを使う場合は、Preisträger*innen と表記することになっています)
●作品賞
金賞:Lieber Thomas
銀賞:Rabiye Kurnaz gegen George W. Bush
銅賞:Grosse Freiheit
●ドキュメンタリー作品賞
The Other Side of the River
●子ども向け作品賞
Der Pfad
●監督賞
Andreas Kleinert(アンドレアス・クライナート)、Lieber Thomas
●脚本賞
Andreas Kleinert(アンドレアス・クライナート)、Lieber Thomas
●主演女優賞
Meltem Kaptan(メルテム・カプタン)、Rabiye Kurnaz gegen George W.Bush
●主演男優賞
Albrecht Schuch(アルブレヒト・シューフ)、Lieber Thomas
Jella Haase (イェラ・ハーゼ)、Lieber Thomas
Alexander Scheer(アレクサンダー・シェーア)、Rabiye Kurnaz gegen George W.Bush
●撮影賞
Johann Feindt (ヨハン・ファイント)、Lieber Thomas
●編集賞
Gesela Zick(ギゼラ・ツィック)、Lieber Thomas
・・・(申し訳ないけれど、以下省略・・・ずびばぜんっ)
アルブレヒト・シューフもすごいけれど、助演女優賞を受賞したイェラ・ハーゼもすごい。実はかなり前のドイツ映画祭で来日していて、六本木ヒルズのTOHOシネマ内をフツ~に歩いていたので、つい話しかけてしまったことがあった。当時はまだここまでキャリアを積んでいなかった頃。初々しく、見知らぬおばちゃんが話しかけたのに丁寧に対応してくれて、とても印象がよかった。こんなにビッグになって・・・と、一(いち)ファンとして感慨深い~。
ドイツ映画賞も、そろそろ「主演男優賞」とか「主演女優賞」というカテゴリーを「主演俳優賞」に一本化したほうが時代に合うのでは?と思ってしまった。。