字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

映画祭の季節…!

 秋は映画祭の季節。ワタシはこの季節が大好き。ワクワクしちゃう。初めての字幕ほにゃくのお仕事は某映画祭の作品だった。自分の字幕(今思い返してみると、かなり拙い訳だった…💦)がスクリーンに載ったときの感激は今もよく覚えている。いや、厳密に言うとスクリーンには載っていなかった。当時はスクリーンの右横に字幕を投影させる方式だった。オペラで見かけるやつにちょっと似ているかも。とにかくヒデキ感激☆だったのであーる。

 

 そんなわけで、映画祭の季節が来るとワクワクそわそわ。先日、時々お邪魔して拝読しているブログがUPされた。東京国際映画祭の矢田部ディレクターのブログ。いつも世界中を飛び回って映画を探しておられる。三大映画祭の日記は手に汗を握るよう。とにかくお忙しそうなのだ。そしていちばんのお仕事、東京国際映画祭の季節はまさに大車輪のごとくぐるぐるフル回転しておられる…。

 

www.cinemacafe.net

 

この記事を拝読して感動してしまった。華やかな映画祭の舞台裏がこんなにもドラマチックだとは…。お尻がすれちゃうことがあるなんて思いもしなかった。いちばん感動したのは下の箇所(引用させていただきます)。

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さらに、残念ながら落選のお知らせをしなければならない応募作品に返事を書く必要があります。これは1年を通じてもっとも重要な作業で、何と言っても今回限りのお付き合いでなく、今後も作品を寄せてもらいたいし、そして作品の感想も出来る限り伝えたい。ご招待する作品はもちろん重要だけれども、ごめんなさいする作品は同じくらい重要なので、なんというか、これは映画祭の未来(だけでなく映画作家の未来も)がかかる作業だと思っています。なので、1週間は集中してメールを懸命に書きます。

 

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 お人柄のにじみでる文章だ…じーん。Filmmacher (フィルムメーカー)も、もちろん応募すれば必ず上映されるとは思っていないだろうけれど、こうした丁寧で心のこもったメールが届けば「よし、今度はさらにいい作品を作って応募しよう!」となるのだろう。映画祭は作品が命なんだなーと改めて思う(当たり前といえば当たり前だけど)。そしていい作品を上映するには、こうした関係者の方々が命をすり減らしながら、お尻を擦切らせながらコツコツ信頼と実績を積み上げていかないといけないのだと改めて思った。映画への愛がなければできないこと。本当に頭が下がる思い。

 

 …というワケで大好きなシーズンが始まった💓 わーいヽ(^o^)丿