字幕ほにゃく犬のダラダラほにゃく日記

字幕ほにゃく犬の日常をぐだぐだと書いています

「帰ってきたヒトラー」@東京外国語大学

 昨日は東京外国語大学の学園祭に行ってきた。お目当てはドイツ語劇。ぬゎんと、「帰ってきたヒトラー」のドイツ語劇を大学2年生の学生さんたちが演じると聞き、原作本の翻訳者さんと一緒に「観に行こう!」となった次第。

 

 昨日はいい天気。まさに学園祭日和だった。外語大のキャンパスに行くのは初めて。

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上から3枚目がドイツ語劇のポスター。ドイツ語以外にもラオス語やトルコ語の語劇などがあるらしく、さすが外語大~~✨と感心しちゃった。すごいな~。

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 日曜日だということもあり、ドイツ語劇「帰ってきたヒトラー」は満席。中に入れない方もいらっしゃった。原作を元にオリジナル脚本を学生さんたちが書き下ろしたみたい。もちろん字幕も学生さんたちによるもの。セリフはどれも長く、しかも難しい。でも出演者さんたちはプロの俳優顔負けの熱演。セリフをつっかえたり、頭が真っ白になってオロオロしたりすることもなく(私なら絶対にやりかねない💦)長台詞を堂々と披露していた。本当に感心✨

 

 しかーも。舞台を2018年に置き換えたこともあり(原作は2012年、映画は2014年が舞台)今が旬の話題も盛り込んであった。脚本を手掛けた方は見事!最後のヒトラーの演説ではトランプがかぶった。ヒトラーは、表向きは「ドイツファースト」「アーリア人ファースト」を掲げていたけれど、本音は「ナチ党ファースト」いや、「自分ファースト」だったのだろう。AfD は盛んに「Deutschland zuerst」と言っているけれど、あれも根っこは同じだと思った。

 

 

 

 

 

あちこちでイロイロ…

 朝、大阪万博のニュースが飛び込んできた。うひー、東京オリンピックでもウンザリなのに、今度は大阪で?また政治家やお友達が税金に群がって濡れ手で粟?既に誘致だけで数十億円をつぎ込んでいるとのこと。これだけのお金があったら、どれだけ福祉が充実したか…。マスコミも、まるでグッドニュースのように報道するのはいかがなものか。負の部分もちゃんと伝えているんだろうか。もうウンザリ。

 

 …と、朝からげんなりしてしまった。そういえば一昨日、このニュースを読んで「むむむ…」となったので載せちゃう。これもまた心配な傾向だなぁ…

 

www3.nhk.or.jp

 

 

 ところで、ドイツや北欧の雑貨屋さんのチラシが新聞に入っていた。へぇ~と思って場所を調べたら、チャリで15分くらいの距離。買い物ついでに行ってみようと思って行ってきた。

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 えへへ、買っちゃった。スウェーデン製ですって。アイアン製だけど細いので、きゃしゃな印象。値段は割高(3,400 円ちょい)な気もするけど、おしゃれだからいいや。これ以外に、STOCKHOLM、PARIS、NEW YORK、TOKYO などがあった。

 

ichi-mm.com

 

Vernichtungslager (絶滅収容所)

 よく、Konzentrationslager (強制収容所)とVernichtungslager (絶滅収容所)の区別がつかなくなってしまうのだけど、この記事を読んでよく分かった。分かりやすく書いてあって、とてもよい内容。

 

gendai.ismedia.jp

 

 この田野先生のご著書は読んだことがあるけれど、もちろんお目にかかったことはないし、先生は私のことなどご存じないと思う。なのに何年か前、いきなりTwitter でナチ関係のことを質問してしまった…💦💦 ほにゃくしないといけないので私も必死。恥も外聞もなく、いきなりお尋ねしてしまった次第。どこの犬のホネとも分からないほにゃく犬からいきなり Twitter のDMで質問なんてされたら、普通は戸惑うと思う。でもこの先生は大変ご丁寧に解説してくださった… 今でもとっても感謝している。ナチ関係とは言え、ちょっぴり(いや、かなり)キワドイ内容だっただけに、思い出すと赤面する。。。

 

 

「存在の男」展

 今頃UPするのもナンだけど、三修社さんがやっているグローカル・カフェの画像をば。

 

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ドイツ語界のレジェンド(?)、関口在男先生ゆかりの品を拝見しに再びグローカル・カフェへ。「裏メニューの『Mein Deutsch』カフェラテを…」と恐る恐る言ってみたのだけど、今はこのラテアートができないんだとか(涙)。ステンシルがないんですって。どうしちゃったんだろう…。結局、普通の ♥ を作ってもらった。

 

…コレがよかったんだけどなぁ。

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 グローカル・カフェに来た本当の理由は、打ち合わせだった。終わったあとに展示を見学。第一弾より規模は小さくなっていたけれど、このカフェの雰囲気はとっても好き✨ ゾンダン先生とは無関係に電子辞書が展示されていたので、幾つか拝見した。実は電子辞書を買い替えようか思案中。小学館の独和大辞典はオンライン版がないので、いまだに電子辞書を愛用している。アプリもあるから出先ではスマホで調べるのだけど、家で仕事をする時は使い勝手のいい電子辞書のほうがラク。

 

さらに、ランダムハウス英和大辞典も必要。これまではgoo辞書に入っていたからよかったのだけど、最近になって見られなくなってしまった…。たぶん契約か何かの関係で無料公開されなくなってしまったんだろう。英和もいくつか持っているけれど、使い慣れたランダムハウスがないのは寂しい。今使っているカシオのEx-word に追加で入れればいいのでしょうけれど、私の Es-word はもう古くて青息吐息。この際、新しいのにしようかと思ったワケであーる。

 

ゾンダン先生の話に戻るけど、このしおり(↓)のインパクトは強烈。このぐらい頑張らないとモノにはならないということだろうか… ふーっ、なかなかこの域には達せない…。毛生え薬をつけてもらわないとダメだな、こりゃ。

 

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新しい週

 ふと気づくと、もう11月も3週目!早い、早すぎる。日が落ちるのも早いし、夜になると冷えてくる。ああ、もうすぐ冬がやってくるなぁ。秋は好きだけど短すぎる。

 

 今週は連日イロイロあるぞ。今日は午後から打ち合わせ@外苑前。グローカルカフェで関口存男先生展の第3弾が始まっているとの話なので、久々に行くぞー!また裏メニューの Mein Deutsch チャイを頼む気満々であーる。

 

 

alichen.hatenablog.com

 

 しかーし。半年前に書いた自分のブログを読み返し、その暑苦しさに鬱陶しく感じたワタクシである。なんでこう暑苦しく書くんでしょうね。ああ、鬱陶しい。

 

 

 

今週は盛りだくさんだった…

 今週は本当に盛りだくさんだった… 疲れ果てて寝落ちしてばかり。夜の貴重な時間がモッタイナイのに寝落ちを止められない…💦

 

14日(水) 

先日書いたように、「ボヘミアン・ラプソディ」で涙腺決壊。

 

15日(木)

ポーランド映画祭@恵比寿

アンジェイ・ワイダ監督の作品を鑑賞。とても有名な作品なのに未見だったので楽しみにしていた。しかーし。ブログでは書けないのだけど、モヤモヤ…💦💦💦💦 せっかくの名作がモッタイナイ。

 

16日(金)

初号試写@渋谷

中東が舞台のドキュメンタリーで、中東ご出身のジャーナリストさんもご来場。試写後に貴重なお話を聞くことができてラッキーだった。もっと聴いていたかったのだけど、そのあと予定があったので泣く泣く会場を後にする。実際に悲惨な内戦を経験した人の言葉の、なんと重いことか…

 

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 いろいろあって、動揺する1週間だった。母が亡くなって4か月弱。何年もほとんど意識がないまま寝た切りだったこともあって覚悟はできていた。もちろん悲しかったけれど、母の死がショックで私まで寝込むということはなかった。だけど先日、ある知り合いからメールで言われてしまった。私が比較的元気にしているからだろう。「あり・ちゅん子さんは強いですね。私が母を亡くしたら、何ヵ月も寝た切りになるくらい落ち込みます」みたいなことが書いてあってグッサリ。もちろん、お悔やみの言葉として書いてくれていることは分かる。悪意はなく、善意だということも。だけどそれを読んで悲しくなった。仕事その他、日々の生活があるからしっかりしなきゃいけないと自分で自分にハッパをかけていたこともあったのに、「ちゅん子さんは強いですね」と言われるなんて…じゃあ、毎日泣き暮らすべきだったのか?と。善意の言葉を悪く取る私がひねくれているのかもしれない。

 

 さらに別件でもいろいろあって、なかなかハードだった。そうしたら昨日の明け方、初めて母の夢を見た。朝起きたら顔が涙でぐしゃぐしゃ。母が夢枕に立ったのは初めて。ああ、自分は長く我慢していたんだなと思えた。

 

 

 

 

 しかーし。悲しんでばかりではいられない。図書館で借りたこの本をながめて喜ぶワタシであ~る。蝶愛、ハンパなし。

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涙腺崩壊

 昨日は午前中にシネコンへ行って「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行った。うわさどおり、最後の21分で涙腺崩壊。いや、決壊。

 

         www.youtube.com

 

 挿入されるクイーンのヒット曲を聞いていると、フレディ役の俳優さんの足が短いこともさほど気にならなくなる(笑)

 

 あれだけの成功を収めても、そしてあれだけすばらしい仲間に囲まれていても、やはり天才は孤独なのだと思った。スーパースターが孤独と人間不信に陥るのは、ある意味定番。そして生き急ぎ、あまりにも早すぎる死を迎えることも。神様から与えられた才能の代償なのだろう。。。

 

 

 

 

 

 

気になる映画

 ほにゃく仕事が途切れたあとも、いろいろやることはある。チェックとか代案づくりとかシミュレーションとか試写とか。そして、こういう合間にこそ映画を見なくては!

 

 …ということで、昨夜は映画館のスケジュールと自分のカレンダーをにらめっこしながら計画を立てた✨ 明日はちまたで評判の「ボヘミアン・ラプソディ」に行くぞ!ちょうど水曜日はレディース・デーだし。どなたか行こうと思っていらっしゃる方、声をかけてくださいね❤ 

 

 しかーし。私にとって、「ボヘミアン・ラプソディ」とはすなわち、コレなのだ~(↓) 前にも載せたので二度目の方はごめんなさい。子供が小さい頃、母子でついつい見入ってしまったNHK教育TV「ハッチポッチ・ステーション」のパロディコーナー。マイケル・ハクションだの、「KISSA」だの、「ジョン・トラボタル」だのって、とにかく笑った。

 

       www.youtube.com

 

うちの子はこのパロディを見て育ったので、大きくなって本物のPVを見たときは感動していた。「こ、これが…」と(笑)

 

 そしてポーランド映画祭も。とりあえずワイダ作品は欠かせない。近日中に行くぞー!

  www.polandfilmfes.com

 

 

 

●だったとは…💦

 このところ、蝶の話題ばかりですみません💦 なにせ、ワタシの頭の中でチョウチョが飛んでるもんですから…💦💦 

 

 蝶愛が高じ(←すごい日本語だ)、「はらぺこあおむし」ドイツ語バージョンを YouTube で見つけて繰り返し鑑賞していた。この本は子供が小さい頃に読み聞かせした記憶があるのだけど、ドイツ語バージョンの中身まで見た(聴いた)のは初めて。オリジナルの英語バージョンは読んでないけれど、ドイツ語バージョンではこうなっているというのを初めて知った。

 

     www.youtube.com

 

 

 なんと!私はてっきり、サナギから蝶になるのかと思い込んでいた。今回、改めてドイツ語バージョンを聴いてみたら「Kokon (マユ)」と言ってる! Puppe (サナギ)じゃない!確かに、絵も改めて見てみるとサナギじゃなくてマユだ…💦💦 ってことは…

 

 

 

 はらぺこあおむしは、蝶じゃなくて蛾の幼虫だった?!?!

 

 

 

 

             ガーン!  蛾~ン!

 

 

 

 英語圏はどうなのか分からないのだけど(勉強不足でスミマセン💦)、ドイツ語圏では蛾と蝶は明確に区別していない。Tagfalter (=昼の鱗翅類)、Nachtfalter(=夜の鱗翅類)程度。だけど昼に飛ぶ蛾だっている。いえ、蛾を差別する気は毛頭ないのだけど、ないのだけど、ないのだけど…   

 

こちらは英語バージョン♪  今日、初めて聴いたゾ。女性の優しい声でいいカンジ。

            www.youtube.com

 

 

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自分の勉強のために:

 

卵   das Ei

産卵 die Eiablage

孵化/羽化 das Schlüpfen, der Schlupf

幼虫 die Raupe

脱皮する sich häuten

脱皮  die Häutung

蛹化 die Verpuppung

交尾する sich paaren

 口吻 der Rüssel

 鱗粉 die Schuppe

 食草 Futterpflanze

 

 

ようやく一息

 いろいろバタバタしていたのだけど、ようやくホッと一息つけた。そして手持ちのお仕事もなくなった…。いつものことだけど、忙しい時期が終わると2~3日はのんびりできる。ところが3日目の夜あたりから、「ワタシ、誤訳か何かをやらかしたんとちゃうかー」「あり・ちゅん子は使うなってお達しが出たんとちゃうかー」と、やたら心配になる。これはもうフリーランスの宿命ですな。ここ何度か、自分でも青ざめることがあったしなぁ…。とりあえず今週末はお掃除しよっと。

 

 ところで、スカイプレッスンは毎週続けている。先生はウェブカメラをONにしていないということが分かったので、だいぶ気が楽になった。カメラがOFFならレッスン前に慌てて部屋を掃除する必要もないし、顔を作る必要もない。うっしっし。髪の毛ボサボサ、服はボロボロ、部屋はごちゃごちゃ。いいのだ、見えなきゃ。

 

 いつもテーマを自分で用意しておくのだけど、今回は仕事が忙しかったこともあって、何も準備ができなかった。「最近はどうしてる?」と先生が聞いてくださったので、「よくぞ聞いてくれた」とばかり、蝶の話を切り出した。ただし、虫が嫌いな人も大勢いるので、「虫の話をしてもいい?虫は嫌いじゃない?」と事前に聞いてみた。先生いわく「うちにも男の子がいるから虫は大丈夫よ~。昆虫ならミツバチが好き」と。

 

     え?ミツバチ?  ぶ~~~ん…

 

 

 

 

 

これは絶対に Biene Maja の影響だと見た!

 

              www.youtube.com

 

このアニメ「みつばちマーヤの冒険」は「アルプスの少女ハイジ」と並び、ドイツでも大人気だったと聞く。「好きな昆虫は?」と聞かれて「みつばち」と答えるのは、絶対にマーヤの影響だ!!!!(勝手に決めつけてスミマセン💦💦)

 

 レッスン中、ドイツ語で説明できない言葉が結構あって困った。「鱗粉」なんてとっさに思いつかないから、ついつい「Puder」なんて言っちゃったけど、落ち着いて考えてみたら「Schuppe」なのね。確かにうろこ状だし。昆虫の話をドイツ人とするなんて、今までなかったので… お恥ずかしや。次のレッスンでは、事前に言葉をチェックしておくぞ!

 

 

 

 

うかうかしていたら、また羽化…💦

 蝶ネタばかりですみません💦 立て続けに2頭がまた羽化。うひー、こんな季節に。1頭は男の子、Ulrich(ウルリッヒ)君。女の子ならウルリーケになるところだったけど、男子だった。もう1頭は女の子で Josephine(ヨゼフィーネ)。こちらも男子ならヨーゼフになったところ。ううむ。女子率、高し。

 

 今年、我が家で羽化した子供たちは…

 

 ヤン(♂)、マックス(♂)、フランツ(♂)、パウラ(♀)、ヨハンナ(♀)、アレクサンドラ(♀)、ロベルタ(♀)、アントニア(♀)、ウルリッヒ(♂)、ヨゼフィーネ(♀)。

 

 アゲハ嬢が6頭、アゲハ男子が4頭。

 

 サナギはあと4つ。そのうち2つは熟しつつある…。うーむ。越冬は2つだけ?

 

 

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うっかり羽化…

 恐れていたことが…💦💦 越冬させるつもりだったサナギが羽化しちゃった…orz..

アゲハ師匠から伺ったところによると、アゲハの幼虫がサナギになって越冬するかどうかは、幼虫時代の積算光量が大きく関係してくるんだとか。日がどんどん短くなっていくのを感じ、「おっ これは冬がくるな。越冬サナギにならなくちゃ」と幼虫自らが決断するらしい。ところが室内で飼うと人工の光が多く、夏と勘違いしちゃうとの話。11月に羽化するのは避けたいと思い、幼虫の飼育ケースはできるだけ自然光しか当てないように気をつけていた。

 

 

なのに…(ToT)  出ちまった💦 

 

 

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10月12日に蛹化した Anton。蓋に比較的近いところでサナギになってしまったため、うっかり乱暴に開けないように貼っておいたもの。3週間後に羽化しちゃった… ちなみに、サナギになることを「蛹化(ようか)」と言うそうなのだけど、私はこの時点では「サナギ化」と言うのかと思い込んでいた。お恥ずかしい…💦

 

 今日は比較的暖かかったとは言え、夜は冷え込むし雨も降る。放せないよなぁ… 仕方なく飼う決意を固めたほにゃく犬であーる。蝶を飼う犬。シュールではないか~~💦 

 

(虫が苦手な方がいらっしゃると思うので、ここから先は『続きを読む』にて…)

 

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たららららら~~ (その2)

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今回、ポール森谷を検索してガクゼン!この曲はオリジナル曲じゃなかったのね。てっきりポール森谷が作曲したのかと思ってた!コトバンクより引用します:

『アメリカのポピュラー・ソング。作曲:クロード・モルガン。原題《El Bimbo》。フランスのポップ・グループ、ビンボー・ジェットによる「嘆きのビンボー」が原曲で、1975年リリースのポール・モーリアによるオーケストラアレンジのバージョンがヒットした。』

 

ななななんと!「嘆きの貧乏」とな!!!!そんな哀しい歌だったとは…

 

 

 

たららららら~♪ (←ナゾ)

 火曜日・水曜日といろいろてんこもりで、ぐったりしてしまったほにゃく犬であーる。ダメだなぁ、トシだろうか。ワタシの予定を書いたところで、皆様にとってはち~っとも面白くないと思うのだけど、自分の記録用に書かせてくだしゃい。なんとなーく気持ちが沈みがちなので、自分を奮い立たせる意味もあります。。。ごめんなさい。

 

30日(火)

午前中に試写、打ち合わせを兼ねて楽しいランチ。ついついしゃべり倒してしまってすみません💦 食べ終わると(ダベ終わると)急いで帰宅。

とある作品のチェックが届いたので代案づくり。ああ、我ながら情けない。ヒドイ間違いや初歩的なミスがたくさんあった。穴があったら入りたい。調子に乗っていたつもりはないのだけど、どこか浮かれていたのだろうか。こういうのが続くと、いつか干されてしまいそう。気を引き締めなきゃ。

夜はスポッティング。ところが途中から珍しく頭が痛くなってきてソファで爆睡。1時間ほど寝て復活。逆に目がランランとカンカンになって眠れなくなってしまった。

 

31日(水)

この日も午前中に試写。終わったら急いで帰らなきゃ。ところがあろうことか、道に迷ってぐるぐるぐるぐる… 5分くらいで駅に着くはずなのに、結局20分くらいさまよって隣の駅にたどり着くというアホすぎる顛末。地図はおろか、現在位置を表示してくれるグーグルマップすら読めない女なんだ…💦と痛感。

帰宅して、別作品の仮ミックスをチェック。またまたヒドいミスや稚拙な箇所を発見。もう二度とここからはお仕事をいただけないかもしれない(涙) そしてこのままじゃ、確実に自分は業界から干されちゃう。作業しながら青くなった。本当に気を引き締めなきゃダメだ…(涙)

凹んだまま夕方から再び六本木へ。東京国際映画祭のコンペ作品「ブラ物語」を観に行った。なんと、この作品は無字幕。セリフを一切排除した作品なのだけど、すばらしい映画だった。これについては、改めてゆっくり書かせてください。ある出演者さん(来日ゲスト)のサインをいただきたくて、その俳優さんが出ていた昔のDVDと油性サインペンまで持参で行ったのだけど、おねだりする勇気が出ず、あえなく断念。

夜はレセプション。ところが再び道に迷い、夜の街をぐるぐるぐるぐる… 会場に到達した頃にはもうグッタリ。別の予定もあってハシゴする予定だったのだけど、やることがてんこ盛りだったので別の予定はキャンセル。レセプションも30分だけお邪魔して、急いで帰宅した。

 

…と、面白くもない内容をお見せしてしまって申し訳ない💦

 

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 オリーブの実がなった。昨年までは、花の段階でみんな落ちてしまったのだけど、今年は別の種類のオリーブを並べてみたら大成功。受粉がうまくいったらしく、たくさんなった。しかーし。オリーブの実って渋みが強いらしく、素人が塩漬けにするのは難しいんだとか。どうしよう、これ。オリーブの首飾りでも作って手品をするしかないかな~

 

たららららら~♪

 

 

   ☆そこで問題です。この歌の続きは?3択!

 

    1)ちゃちゃちゃちゃちゃちゃちゃ

    2)たらららららーらー

    3)ちゃんかちゃんかちゃんかちゃんか

 

 

  ヒント:いま来日中のポールではありません

 

 

 

『華氏119』

 東京国際映画祭で昨日、マイケル・ムーア監督の「華氏119」が上映された。チケットをいただけることになり(本当にありがとうございます!!)ウハウハ♥気分で会場へ出かけた。

 

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 ものすっごい衝撃作!タイトルはもちろん「華氏911」にひっかけたものなのだけど、シャレでも何でもない。2016年11月9日、トランプ氏が大統領戦の勝利宣言をした日なんだとか。その後のトランプの暴れっぷり、無法者っぷりは誰もが知るところ。

 

 この映画がスゴイのは、そんなトランプを叩くだけの作品ではないところ。見る人によって様々な受け止め方があると思うけれど、「トランプはヒドイ」とけなすのは問題の単なる矮小化に過ぎないことをムーア監督は指摘しているのではと私は思った。

 

 細かく書くとネタバレになってしまうので避けるけれど、問題の根っこはそれこそブッシュ政権のころにさかのぼるような気がする。そう、9.11の頃。さらにクリントン政権とオバマ政権が続いたけれど、この2人にも監督は容赦ない。特にオバマさんのあるエピソードには、心底ガッカリさせられた。こういう人だったのか…政治家って所詮、こういう者だと思わずにいられない。こういうのが重なると、Politikverdrossenheit になるのだろう。

 

 ムーア監督らしく、アポなし電撃訪問や秘密の暴露はもはやデフォルト。文春砲ならぬムーア砲が何度も炸裂し、会場でもあちこちで笑いが起きた。私も思わず声を出して笑った。しかーし。後半から笑えなくなる。ヒトラーのナチ・ドイツの映像が盛り込まれるようになると、血の気が引いてきた。ドイツの国会議事堂放火事件(1933年)が取り上げられ、いかにナチがこの火事を「利用」したかが紹介されていた。ヒトラー政権が発足する直前の選挙(1932年11月)では、ナチ党は33%の票しか獲得できなかったにもかかわらず、あのように強大な政権を築き上げた。そこには全権委任法も深くかかわってくるのだけど、そんな当時の事情についても詳しい説明があった。真のトランプ支持者は過半数に満たないのに、なぜ「やりたい放題」ができるのか。その問いの答えはナチにある、とムーア監督が指摘しているようで、背筋が寒くなった。笑えない。

 

 さらに、某州の知事もやりたい放題で深刻な影響を及ぼしていることにも、かなりの時間が割かれていた。利益優先、利権に群がるオトモダチ優遇、民意無視。カネ、カネ、カネ。敵が攻めてきているわけでもないのに危機をあおり、社会を分断させ、人権を軽視する。貧困層の悲惨な暮らしなんて見てみぬふり。ある州のある町で起きていることなのだけど、これは世界の縮図なのだろう。どこかの国を見ているかのようで、これまた背筋が寒くなった。

 

gaga.ne.jp

 

 とにかく、2時間がアッと言う間。姿勢を変えることも忘れ、ガン見していたので終わったら体中が痛くなった(苦笑)。ムーア監督渾身の作品だと思う。本当に危機感を募らせているのだろう。隣で見ていらした方も「ムーア監督の熱量、すごく高いですね」とおっしゃっていた。初めてお目にかかった方々と思わず語り合ってしまうほど。民主主義の衰退、劣化、変質。そんなことを感じた。of the people, by the people, for the people の言葉も今や空しく響く。メインストリームと呼ばれるエリートたちによる政治の腐敗と制度疲労。そしてこうした傾向は今や世界中に広がっているのではと思い、戦慄した。

 

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 職業柄、ついつい字幕を見ちゃう。字幕は石田泰子さん。映画ファンだけでなく、字幕翻訳者の間でもファンが多い。とっても素敵な方なのだけど、今回も素晴らしかった。特に「スナイダー」のダジャレが…(笑)しかーし。これは間違いなく2000枚越えだと思う。ところがストレスなく読めるので唸ってしまった。すごすぎる。監修は池上彰さん。

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