先週の金曜日は、この公開イベントがあった。ドイツ語関係者なら誰もが驚く、豪華な顔ぶれ。私も大変楽しみにしていた。もう充実の内容で大満足!
柳原先生、渋谷先生、藤原先生のお話は期待どおり大変面白かった。1つの作品を専門家がそれぞれのご専門から多角的に分析するなんて、なんと贅沢なんだろう。この先生方の著書を私は何冊も持っている。オンラインではなくリアルなイベントだったら、本を持ち込んでサインしていただくところ。
そしてものすご~くすばらしかったのが、三島憲一先生と監督お2人(この作品は4人の監督による作品なのであ~る)との対談。お三方とも大変なユーモアの持ち主で、批判精神も旺盛。か~な~り~辛辣に語っておられた。全部で3時間の催しだったのだけど、終わってしまうのが残念に思われるほど密度の濃い内容だった。そして通訳さんのすばらしいこと!ドイツ語の通訳の第一人者でいらっしゃる方で、相変わらず鮮やか。もう見事のひとことであ~る。これだけややこしい話を、しかも知性が服を来て歩いているような方々の議論をひとつも漏らさず見事に通訳していらして相変わらずすごい。脱帽である。
終わったあと、関係者だけでZOOM飲み会があった。私は家事もあったので途中参加だったのだけど、楽しかった…!こうした催しをリアルで開けないのは残念だけど、逆に言えばオンラインだからこそ世界中の人たちとつながれるという利点もある。とにかく楽しい夜だった。